主語と述語

例1 風が 吹く
例2 海が きれいだ
例3 彼が 委員長だ
例4 机が ある

 

1 主語
 例文中の文節のうち、「風が」「海が」のように「何が」「何は」などにあたる文節を、主語といいます。「何が」にあたる部分は「だれが」と言い換えても大丈夫です。
 主語は「〜が」「〜は」などで示されることが多いですが、次のような形になることもあります。

 

兄も 入学する (兄も)
君こそ 適任だ (君こそ)
ぼくだって できる (ぼくだって)
これしか ない (これしか)

 

2 述語
この例文の「吹く」「きれいだ」のように、主語に対して「どうする」「どんなだ」「なんだ」「ある・ない」などにあたる文節を述語といいます。述語は文の終わりに文の終わりにくることが多く、主語の動作・性質・状態などを表しています。

 

選手が 走る (動作)
彼女は やさしい (性質)
部屋は きれいだ (状態)

 

3 主語・述語の関係
 「何がーどうする」「何がーどんなだ」「何がーなんだ」「何がーある(ない)」と結びついている文節どうしの関係を主語・述語の関係といいます。主語は述語に係り、述語は主語を受けています。この4つの形が主語・述語の関係の基本文型となります。
 二つの文節が意味の上で結びついているとき、前の文節は後の文節に「係る」といい、後の文節は前の文節を「受ける」といいます。また、前の文節を係る文節、後の文節を受ける文節といいます。主語、述語の関係はそれにあたるのです。

 

 

 

 

4 主語・述語の見つけ方
@まず、述語を見つけます。
A次に、その述語に対して「何が」にあたるものを探します。

 

例5  森の 中で 鳥が 鳴く。
この場合、述語は「鳴く」です。そして何が鳴くのかを考えます。そうすると主語は「鳥が」であることがわかります。なお、例文では述語は主語のすぐあとにきていますが、実際の文では主語と述語は離れていることが多くあります。

 

例6  星が 南の 空に 見える。
この場合では述語が「見える」となり、何が見えるのかを考えると「星が」となります。

 

5 主語・述語の省略
 実際の言葉では、主語・述語が省略されていることが多くあります。例えば次の文です。

 

例7 学校に 行きます。
この場合は、「(私は)学校に 行きます」のように主語にあたる部分が省略されています。
また、

 

例8 あっ 車が!
では、「あっ 車が(来た)」のように述語が省略されています。実際の会話では主語か述語のどちらかが省略されていることがほとんどなので注意が必要です。

 

6 倒置
 原則としては主語―述語の順序ですが、述語が主語の前にくる場合があります。これを「倒置」といいます。
例9 これは 机です。
これが倒置されると、「机です、これは」となります。